【植物本じまん】葉っぱのフレディ

友人からいただいた一冊の本。

ご実家を手放されるということで、
家にあったものをSNSでおすそ分けされていて、
思わず名乗りをあげました。

ちょうどその頃、
「樹木の本はなんでも読んでみよう」と思っていた時期。
まさに、ぴったりのタイミングで手元にやってきました。

葉っぱのフレディ: いのちの旅 レオ バスカーリア (著), みらい なな (翻訳)

出版は1998年。
何度も重版され、今では音声版もあるほど、
多くの人に読み継がれている本のようです。

アメリカの哲学者
レオ・バスカーリア博士によるこの物語は、

「どう生きるか」「どう死ぬか」、
そして「死んだあと、どうなるのか」を、
やさしく、静かに問いかけてきます。

主人公は一枚の葉っぱ、フレディ。
仲間の葉たちとの会話や、季節の移ろいの中で、
その一生が描かれていきます。

春に生まれ、
夏に成長し、
秋に色づき、
そして冬に散っていく。

その流れは、まるで
私たちの人生そのもののようでもありました。

植物もまた、命ある存在。
言葉を持たないけれど、
その生き様を通して、私たちは多くのことを受け取っているのだと感じます。

母がこの本を読み、
「手元に置いておきたい」と言ったのが印象的でした。

終活を意識する時間が増えている今、
この本がそっと寄り添ってくれる存在になっているのだと思います。

人生の節目にある人にとって、
静かに背中を支えてくれる一冊なのかもしれません。

そして個人的に気になっているのが、
フレディがどんな木の葉だったのか、ということ。

葉の形や色からは「モミジバフウ」が思い浮かびましたが、
本の写真には「プラタナス」も登場します。

どちらだろう、と考えてしまうのは、
やはり樹木好きの性でしょうか。

けれど、きっと作者が伝えたかったのは、
樹木の種類ではなく、「生き方」そのもの。

そう思いながらも、
この物語のインスピレーションとなった木々や風景に、
いつか会いに行ってみたい——

そんな気持ちが、ふと湧いてきました。


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